悪気は無いのだろうけど、ね。
随分前の話だけど、ロンドンでクラフトマーケットに出店していた時期があります。そこで私が出会ったのは本当に良い人達で、今日はこれから奥さんが来るんだと嬉しそうに話すお年寄りや、あそこのスープが安くて温まるわよって教えてくれた大先輩のオバチャン、名前も知らないけどすごく親切な人ばかりだったんですよ。だから、知人から「あそこは内部ドロドロ」なんて聞いた時は本当に残念でした。しかも、実際に見たり経験したわけでもないのにね。そりゃあ、若い人から年配まで多くの出店者が居るわけだから、そういう輩も出てくるだろうし、それ言い出したら何処にでも、日本にだって居るでしょう、って言いたくもなっちゃうというか。
ネガティブな情報って、あたかもそれが全てみたいになって、そうなるまでの過程や割合数字は無視されがちな気がします。そして、ほんの一部の人達のせいで、真面目にやってる人達までが同じように思われてしまったり、誤解されてしまう事も多いように感じます。
１、２月のマーケットは寒くてお客さんも減って厳しい時期だったけど、温かい人達との楽しいお喋りで乗り切ることができました。今何かと厳しい状況の人達も、良い人が側にいて、楽しいことがありますように。
